宗教かぁ

今話題になっているので思い出したけど、そういえば最近は宗教の勧誘とか減ったな。

 

前は一軒一軒回っている団体が、年に二度は訪ねてきたものだけど、ここ10年は全くない。

だいたいは話をしていって、小冊子を置いていくくらいのもだったけど。

ほとんどキリスト系だった。

 

そういえば小学生の時、下校途中の小さい駐車場に集められて紙芝居を見せられたことがあった。

通る小学生のほとんどを立ち寄らせて、紙芝居を読み聞かせて、質問に答えさせるという、強制的なものだった。

質問というのは「この教えを説いた人は誰ですか?」というもので「キリスト様」と答えれば直ちに解き放たれるというw まあ、それほど怖いものではなかった。

私の住んでいる所にはエホバもあるし統一教会もある。最近は幸福の科学もできたな。

 

宗教で怖い目にあったことはなかったけど、地域に聞いたことない宗教に入っている人がいる。その家庭も入っているのは母親で、その子供も勧誘を手伝わされていたようだった。

私の祖父が亡くなった時に、当然地域の人たちもお葬式に呼んだけど、「宗教が違うからいけない」と断れたそう。

亡くなった人を悼むのは宗教は関係ないと思うんだけどね。

母が言うには香典を包みたくないのだろうということでした。

 

私は怖い目にあったことはないけど、同級生が電話をかけてきたことがあった。

小学の時の同級生で、頭のいい子で、ちょっと内向的という男の子。

社会人になって二年目くらいかなぁ。

正直そんなに話したことなかったので、電話があってびっくり。

どうしたの?と尋ねると「駅前に来て欲しい」と言われた。時刻は夜の9時だった。

田舎なので9時の駅なんてそんなに人がいない。

親しくもないのにそんなところに行きたくなかったので、なんの用があるのか聞いたところ、もにょもにょと言葉を濁す。

なんかピンときて、もしかして宗教?と切り出すとそこから堰を切ったように、いかにその宗教がすばらしいかを話し始めた。

いわく、大学受験に失敗して、でもその宗教に入ったら合格できたんだ。その後もとっても幸せ。だから入らない?

と要約するとこんな感じ。

それはよかったね。おめでとう。でも私は興味ない。十分しあわせだ。

「もっと幸せになれるよ」という彼はおそらく勧誘のノルマのようなものがあったのかもしれない。かなり食い下がられた。

とにかく行かないし興味もないと電話を切った。

しかし、その翌日。またも別の同級生から電話がかかってきた。

前日の彼と仲の良かった男の子だった。

話初めに「宗教でしょ?昨日も○○から電話あったよ」と言うと、そうなんだと言われ、同じように駅に来てくれと言われた。

もちろん断ったが、半分泣きながら「俺のことを助けると思ってきて」と言われた。

なんかかわいそうだなと思ったけど、私に助けることはできないし、命の危険があるようなら警察に相談しな。とだけ言って電話を切った。

その後その二人がどうなったのかは全く知らない。

 

宗教関連で身近だったのはこのくらいかな。

家に尋ねてくる勧誘の人はわりと布教活動みたいな感じで、あまりしつこくはない。

一回だけものすごい分厚い聖書を見せられたことがあったかな。

学生服で対応したから売りつけてきたりはしなかったけど。辞書くらい分厚かったのは印象に残ってる。あんなのあるんだ。

 

印象に残ってるといえば、一人ものすごい真っ赤な口紅塗ったトレンチコートのお姉さんが回ってきたことがあった。あれはびっくりした。いかにも「私キャリアウーマンよ。成功者よ」みたいなw

今まで来た人たちはみんな穏やかで、たまに怪しげで、総じて地味だったから。

え。信者ってこういうのもありなん??って思った。偏見だと思うけど。

 

でも、宗教事態はそれほど嫌いではない。

成り立ちとか、教えとか、派生とか。そういうのは面白いと思う。

インドの神様が日本の神様になっているのとか、キリスト教の悪魔は異教の神様とか。

結局は人間のエゴで神様は成り立っている。

 

まあ、私は神様を信じてるわけでもないけど、奇跡はあるんだなとは思ってる。

幽霊もおそらくいるんだなと思っているし、宇宙人もいるだろうなと思ってる。

見てないことを信じ込むことはできないけど、見てないからこそ全部は否定できないとも思ってる。

 

でも、破産するまでつぎ込むのは、信仰心ではなく依存症だと思うんだよね。