紙のストロー初体験

それほど外食もしないので、あまりストローに接する機会もないのですが、紙に変わってしばらくたつけれども初体験しました。

 

持ったところはそれほど違和感はない。

ただ、一口吸い込んで「ん?????」という違和感。

全然口に入ってこない飲み物。

必死で吸い込んで、なんか空気が混ざってておいしさ半減。

びっくりするほど吸い込めない。

そうそうに諦めて直接コップに口をつけました。

 

変わった時にさんざんメディアで流れた「嫌いだ。嫌だ」という話は何が嫌なんだろうと思ってたけど、体験してみたよくわかった。

あれはダメだ。マドラー代わりくらいに思ったほうがいい代物だった。

紙なので、長時間放っておくとふやけてダメになるとかも言ってたな。

 

ここで思い出したのが、小学生の給食で出された、ヨーグルトを食べるように配られた、紙製のスプーン。

持ち手を折り曲げるあれ。

食べられないことはないが、使いにくいあれ。

今もおそらくどこかではあるはず。

アイスの平たい木のスプーンとかはまだあるもんね。

懐かしい。

 

ストローなんか必要に感じたことはないけど、なければ無いで困るのかね?

ついてくれば何となく使っている感じで意識したことない。

口紅対策だって話は聞いたことあるけど、まったく化粧しないのであまりピンとこない。

イマドキの世の女性たちはどうしてるんだろう?

やっぱりマイストローを持ち歩くんだろうか?

それともお高い紙ストローはあそこまで空気を含まないのか??

 

 

 

救急車を呼ばれたけど搬送はされなかった

昨年、人生で初めて救急車を呼ばれた。

呼んだことはある。乗ったこともある。が、自分が倒れて呼ばれたのは初めてだった。

 

簡単に言うと、貧血が原因で倒れたのである。

私のあまりの顔色に両親が驚いて救急車を呼んでくれた。

 

倒れた日、お昼過ぎから生理の血が異常な量で出るという状態だった。

買い物途中で、どばっと出た感触。女性なら誰でも経験あるかもしれないけど、意外にドッと出ることはあるのだが、その時は今までにない量が出た感じがして、どんどん染みてきてるのがわかった。急いでトイレに駆け込んで確認してみると、そこは血の海。

何が起きたのかわからずしばらく呆然としてしまった。

ナプキンが用をなしておらず、本当に一面真っ赤で、あんな大量の血を見るのは初めてで、本当にどうしたらいいのか分からなかった。

とにかくナプキンを替えて、上着を脱ぎ腰に巻き、なんとか帰宅した。

 

その後もずっと定期的にどばっと出てくる感触があり、これは何かまずい病気かもしれないと思って、病院に行くことにしたのだけれど、運悪くGW真っ只中で、婦人科クリニックはどこもお休み。

この時はまだそこまで重症ではないと思っていたから、GW明けに婦人科に行くしかないかと、体についた血をお風呂で洗い流した。

湯船には入らなかったけど、それが悪かったのか、限界が来ただけなのかわからないけど、廊下で倒れた。

 

これは間違いなく貧血で倒れたと思ってはいたけど、その症状がとにかくひどかった。

心臓はドキドキするし、呼吸は浅くなるし、寒気はするし、体を起こすのもそうとう時間がかかった。

私の顔色を見て母が「真っ青を通り過ぎてる」と言って救急車を呼んでくれた。

救急車が来るまで横になって深呼吸をこころがけたおかげか、だいぶ落ち着いたころに救急車が来てくれた。

この時はすぐに運んでくれるんだと思っていたけど、症状を聞いて、色々確認した救急隊員の人がいうには「婦人科クリニックは一回でも受診してないと救急は受け付けない」という話をしてくれて、おそらく貧血なのでと話したら、病院へ電話してくれた。

救急の総合病院に電話してくれたんだろうけど、聞こえてくる話では「コロナで病床がないから命に別条がなければ受け入れられない」ということだった。

 

コロナの弊害がまさか自分に降りかかるとは。

 

血が流れてて、貧血で倒れて、今も血が出てるというのを救急隊の人はかなり心配してくれて、もう一度倒れるなり症状がひどいようであれば躊躇わずに救急に連絡してくださいと言ってくれた。

脱水に気を付けるようにと言い残し、結局搬送されずに、GWが明けるのをただひたすら待った。

その間とにかくひどかった。

最短は一時間に一度は夜用ナプキンを替える。これは一晩だけだったけど。

冷や汗は出るし、悪寒がとにかくすごかったし、吐き気もするし。

風邪でもこんなにつらいことはなかったと思った。

そして、一番大変なのは、動悸息切れ。トイレに行くだけなのに、全力疾走したみたいになって、最終的にはホワイトアウト。倒れる。みたいな感じだった。

立ちあがると頭に血が行かなくて、酸欠で倒れるのかもと思い、四つん這いでゆっくり進みなんとかトイレに。でも、トイレも座るので結果的に頭を上げる。そうするとふらふらとして倒れそうになる。

三日目にはなんとか落ち着き始めたので、とにかく出て行った血を補わないとと思って、食べた。食欲はあったので良かった。

でもしばらくは普通に座ることもできなかった。座るだけで意識がなくなりそうになる。横になっていればなんとか平気だけど、これは待合室で座っていられないと思い、GWが明けてもすぐには病院に行けなかった。

 

そんなこんなを乗り越えて、婦人科で見てもらったけど、子宮筋腫やがんではないという診断。

じゃあ、なに?

先生も「わからない。ストレスかなぁ?」って言うだけ。

ええええええぇ。

経血もサラサラしたものじゃなくて、ババロアみたいな塊でドワっと出てくるんですけど、どこも異常ないのですか。

え。これって毎月くるの?

ただ、とにかく重度の貧血だからと鉄剤を処方され、それだけ。

ええぇええ。

 

戦々恐々と次の生理が来たけど、普通にきて普通に終わった。

 

でも、精神的にまたあの状態になったらどうしようって思って、生理が来るたび家から出られなくなった。ちょっとそこまでの買い物も行けなくなった。とにかくまたあの血の海になったらどうしようという事が頭から離れない。

 

それも半年一年と何にもなく過ごすうちに、あれはあの一度きりで、なんでもないんだなと安心し始めたころに、また来た。

 

また、同じ症状。

ドワっとこぶしくらいの大きさの塊が。ババロアみたいに塊で出てくるのが怖くてしょうがないけど、今回も婦人科を受診したけど、異常はない。

血が大量に出たので重度の貧血でまた鉄剤処方。

三か月の鉄剤を飲んで、とりあえず回復し、三か月後の貧血検査でも特に異常はなく、結局何が原因かはわからない。

一年後にまた同じような症状が出るのかな?

原因がストレスと言われれもどうしたらいいのかわからない。

また一年後に来るのか、それとも次の生理で来るのか、それがストレスになってる気がする。

 

原因がわからないのが一番の問題。

 

 

 

宗教かぁ

今話題になっているので思い出したけど、そういえば最近は宗教の勧誘とか減ったな。

 

前は一軒一軒回っている団体が、年に二度は訪ねてきたものだけど、ここ10年は全くない。

だいたいは話をしていって、小冊子を置いていくくらいのもだったけど。

ほとんどキリスト系だった。

 

そういえば小学生の時、下校途中の小さい駐車場に集められて紙芝居を見せられたことがあった。

通る小学生のほとんどを立ち寄らせて、紙芝居を読み聞かせて、質問に答えさせるという、強制的なものだった。

質問というのは「この教えを説いた人は誰ですか?」というもので「キリスト様」と答えれば直ちに解き放たれるというw まあ、それほど怖いものではなかった。

私の住んでいる所にはエホバもあるし統一教会もある。最近は幸福の科学もできたな。

 

宗教で怖い目にあったことはなかったけど、地域に聞いたことない宗教に入っている人がいる。その家庭も入っているのは母親で、その子供も勧誘を手伝わされていたようだった。

私の祖父が亡くなった時に、当然地域の人たちもお葬式に呼んだけど、「宗教が違うからいけない」と断れたそう。

亡くなった人を悼むのは宗教は関係ないと思うんだけどね。

母が言うには香典を包みたくないのだろうということでした。

 

私は怖い目にあったことはないけど、同級生が電話をかけてきたことがあった。

小学の時の同級生で、頭のいい子で、ちょっと内向的という男の子。

社会人になって二年目くらいかなぁ。

正直そんなに話したことなかったので、電話があってびっくり。

どうしたの?と尋ねると「駅前に来て欲しい」と言われた。時刻は夜の9時だった。

田舎なので9時の駅なんてそんなに人がいない。

親しくもないのにそんなところに行きたくなかったので、なんの用があるのか聞いたところ、もにょもにょと言葉を濁す。

なんかピンときて、もしかして宗教?と切り出すとそこから堰を切ったように、いかにその宗教がすばらしいかを話し始めた。

いわく、大学受験に失敗して、でもその宗教に入ったら合格できたんだ。その後もとっても幸せ。だから入らない?

と要約するとこんな感じ。

それはよかったね。おめでとう。でも私は興味ない。十分しあわせだ。

「もっと幸せになれるよ」という彼はおそらく勧誘のノルマのようなものがあったのかもしれない。かなり食い下がられた。

とにかく行かないし興味もないと電話を切った。

しかし、その翌日。またも別の同級生から電話がかかってきた。

前日の彼と仲の良かった男の子だった。

話初めに「宗教でしょ?昨日も○○から電話あったよ」と言うと、そうなんだと言われ、同じように駅に来てくれと言われた。

もちろん断ったが、半分泣きながら「俺のことを助けると思ってきて」と言われた。

なんかかわいそうだなと思ったけど、私に助けることはできないし、命の危険があるようなら警察に相談しな。とだけ言って電話を切った。

その後その二人がどうなったのかは全く知らない。

 

宗教関連で身近だったのはこのくらいかな。

家に尋ねてくる勧誘の人はわりと布教活動みたいな感じで、あまりしつこくはない。

一回だけものすごい分厚い聖書を見せられたことがあったかな。

学生服で対応したから売りつけてきたりはしなかったけど。辞書くらい分厚かったのは印象に残ってる。あんなのあるんだ。

 

印象に残ってるといえば、一人ものすごい真っ赤な口紅塗ったトレンチコートのお姉さんが回ってきたことがあった。あれはびっくりした。いかにも「私キャリアウーマンよ。成功者よ」みたいなw

今まで来た人たちはみんな穏やかで、たまに怪しげで、総じて地味だったから。

え。信者ってこういうのもありなん??って思った。偏見だと思うけど。

 

でも、宗教事態はそれほど嫌いではない。

成り立ちとか、教えとか、派生とか。そういうのは面白いと思う。

インドの神様が日本の神様になっているのとか、キリスト教の悪魔は異教の神様とか。

結局は人間のエゴで神様は成り立っている。

 

まあ、私は神様を信じてるわけでもないけど、奇跡はあるんだなとは思ってる。

幽霊もおそらくいるんだなと思っているし、宇宙人もいるだろうなと思ってる。

見てないことを信じ込むことはできないけど、見てないからこそ全部は否定できないとも思ってる。

 

でも、破産するまでつぎ込むのは、信仰心ではなく依存症だと思うんだよね。

 

 

 

 

 

生理の話 私の小学生のころ

私の生理が来るのは早かったと思う。

同級生の中でも一番か二番だった。なので、他の子にはない苦労もわりとあった。

水泳の授業だったり、郊外学習だったり、普段の生活にはないことをするときは特に大変だった。

中でも一番大変だったのは泊りがあるイベントだ。

そこに当たらなければいいのだけれど、そうもいかないのが生理である。

 

小学5年生の課外活動で一泊するものだったが、そこにちょうど生理が重なった。

親も同伴するものだったから、特に気にすることはなかったけど、ここで一番困ったのはお風呂だ。

大浴場にクラスごとに女子全員で入るのだ。

先生には生理であると知らせてあったけれど、何にも配慮されることなく、そのままみんなと一緒に入ることになった。

これほど気まずいものはなかった。

脱衣所の隅で下着を脱ぎ、ナプキンを処理して、浴場へ。

隅っこで血を流し、それから湯船へ。

この血を流している時が一番気を使った。

仲がいい子は私と一緒に洗い場で体を流してから湯船に入ってくれたけど、できれば一人でいたかった。流れる血に恥ずかしいことではないはずだけど、ものすごく恥ずかしかったのを覚えている。

この時生理だったのは私だけ。

私だけだったから大浴場に一人放り込まれたのだろうか?

親がいて先生がいて、なにも話し合わなかったのか、それともこれが普通なのか。

その時は大浴場に入る選択肢しかなかったので、何も思わなかったけど、今思えばこれは配慮が足りないのではとも思う。

 

私が泊りの時に生理が重なったのはこの時だけだった。

 

その後に小学6年生の修学旅行で一泊二日というものがあった。

この時には生理を迎えた子が複数いたので、事前に女子だけが集められて小さな袋を渡された。

そこにはナプキンが二、三枚入っていたかな。確かソフィーだったと思う。企業の宣伝みたいな感じだった。小冊子が入ってて、他にもこんな商品ありますよっていう。

そして、修学旅行には女子全員がその袋を持参するようにと言われた。

誰かが突然生理になったり、もし持ってきた分が足りなかったりしたら、皆の分を集めてその子に渡すという仕組み。

これはなかなかいいアイデアだと思った。

この時の経験で、旅行に行く時は自分は生理じゃないけど、一応何枚かナプキンを持っていくようになった。

 

小学生の高学年で生理についてもう少し詳しく説明があった。

保険体育の授業だと思うけど、体の仕組みは男女ともに習ったけど、詳しい生理の話は女子だけだった気がする。なぜか。

この時に男子は男子で生殖器に係わる授業があったのだろう。男子はコンドームの話とかはいつの段階で聞くんだろう? 中学生?

とにかく、この頃に生理になる仕組みとか、基礎体温の話とかもこの時聞いた記憶が。

生理前には胸が痛くなるとか、眠くなるとか、軽い症状の話もあったかな。

この時にまたナプキン現物が出てきたけど、装着の仕方は口頭でパンツに張り付けるみたいな感じだった。

もう知っていたのであまり覚えてないけど、実際にこうだよという説明はなかった気がする。

これは教える先生の方針とかもかかわってくるのかもしれない。

今は検索したら装着の仕方とか映像で出てくるもんね。便利だ。

 

最近、小学校に無料のナプキンが置かれるようになったという話を新聞で読んだ。

その話を持ち掛けたのが小学生の女の子でって話で、すごいなと思った。

私の時はそんな話はするものじゃないっていう風潮が強かったけど、今は困っているのでこうしてほしいと言える時代になったんだなと。

この話をお父さんにして実現したって話を読んで、なおびっくり。

私は小学生の時だけじゃなく、学生時代は父親に生理の話なんてしなかった気がする。

この話を読んで、今は昔ほどタブーではなくなってきているんだなと思った。

 

 

 

 

 

生理の貧困

コロナになってからなぜか聞くようになった気がする。

私は幸いこれに悩んだことはないなと思っていたけど、そうでもなかった。

 

一聴するとただ単に「ナプキンが買えない」というだけに聞こえるからだ。

 

でもこの「貧困」には知識も含まれる。

確かに、日本の生理に関する知識って薄い気がする。

男性が知らないのが当たり前ってのはやっぱり知識の貧困だと思う。

 

学生の頃の私はとにかく腹痛が激しかった。

薬を飲んでも辛い。ピークになるときは起き上がれないくらい痛かった。吐き気もあったしね。

そんなんで、一か月に一回は学校を休む。

休日にこのピークがあっていれば休むことはなかったけど、まあ、月一は休んでいた。

学校からは特に何も言われなかったから、保険医に相談なんかもしなかったし、母親は生理痛がひどいことを知っていたので、休んでも特に何も言われなかった。

当時友達だった子に月一で休む理由を何となく聞かれて、生理痛がひどくて起き上がれないんだよねと話したら、「そんなことあるわけないじゃん。薬飲めばいいじゃん」と言われた。ものすごく軽く。

薬を飲んでも一時的なもので、学校にいる間苦しみながら授業を受けるなんて無理。話を聞く余裕もないし、そもそも寝ていたい。

 

同じ女性でもそこに個人差があるということがわからないのだ。

誰も教えてくれないから。

親子間でもそういう話をしないことが多いだろうし、そもそも親も軽ければわからないだろうしね。

 

ここまでは特に何も言われなかったのだが、一つ避けて通れないものがあった。

就職である。

月一、ひどいと二日は休んでいるので、出席日数というのが悪いのである。

就職の面接で休みが多いねと言われて、素直に「生理痛がひどいので」と答えた。女性ばっかりの職場だったので、「そっか、大変だね」くらいで流してくれた。

流してくれなかったのは学校の先生である。

その会社に就職が決まって、その時に面接した人と話をしたのだろう。

「休みは生理のせいにしたのか。うまいこと言ったな」と言われた。

まあ、男の先生だったし、悪気はなかったのかもしれないけど、わざわざその話する?って思った。就職決まったねおめでとうだけでいいはずだ。

生理痛が重いことを学校が把握してたら「生理のせいに」とは言われなかったのか。

でも、相談できるような環境はなにもなかった。

 

私が社会人になってからPMSという症状があるんだよいうのが言われ始めた。

それでも社会人になって、5年以上過ぎてからだから、知らない人はたくさんいた。

多分今でも知らない人は多いと思う。

悩んでない人は関係ないから調べないし、自分から調べないと得られない知識だから、男性なんか絶対に知らないだろうなと思う。

 

こういうことをもっと性教育の一環で教えてほしい。

 

生理の話は小学5年生の時に女の子だけ集めてあったと記憶している。

詳しい内容は忘れたけど、子供を作る準備のためになる女の子の体の仕組みだ。

女の子の大事なところから経血という血が出てくるけど、病気じゃないので安心してね。みたいな。ざっくりしたものだったと思う。

この時にナプキンの存在を教えてもらった。

見本に見せてもらったナプキンは分厚くて、羽もないコットンの塊だった。一応シール部分はあった気がする。あまりに昔すぎて詳細までは思い出せないが。

そういうものがあるからねという話で終わった。

使い方は教えてもらわなかった気がする。

いざ、自分に生理が来た時に母親から使い方を教えてもらった。先生には教えてもらってないと思う。この辺は曖昧。

 

この話を聞いてからすぐに生理が始まったけど、最初はそれが生理だと分からなかった。

血が出る=赤い という思い込みがあったからだ。

血は乾くと茶色に変色する。小学生の私はそれを知らなかった。なので、薄茶色いものが下着についていてもそれが血であると分からなかった。

毎月にそんなことがあって、もしかしたら病気かもしれないと思って母親に相談した。

相談するまでなかなかに勇気がいったのを覚えている。

現物を見てもらうのが一番いいと思って下着を見せてみると、それが生理の血であると分かったのである。

 

私の場合はこんな感じで生理が始まった。

 

 

 

 

将来なりたいものは?

そういえば小さいころ「将来の夢」を選ぶようにと小さな本のようなものを渡されたことがある。

保育園の頃の話だから、成長記録としてのものだと思う。

そこに職業が並んでいるんだけど、男の子と女の子の職業に分かれていた。

私は女の子なので、女の子の職業とされるところから選ばなければならなかったけど、私のなりたい職業は男の子の職業とされるパイロットになりたかった。

私は素直に「パイロットになりたい」と答えたが、先生は「それは男の子の選ぶものだからダメだ」と返ってきた。

女の子の職業に私がなりたいものはなく、仕方がないので先生が進める保母さんとそこに書いた気がする。

 

ここで一番すごいのはその将来の夢に職業と一緒に「お嫁さん」があることだ。

ちなみに男の子の欄には「お婿さん」は当然ない。

ウエディングドレスの挿絵にひかれてそう答える子は結構いた気がする。

私の時代には「お嫁さん」は永久就職と言われる、いわゆる職業だったのだなとふと思った。

 

以外にこういう違和感は昔からあった気がする。

女の私でもできる仕事なのに、なんで男と女で差が生まれるんだろうと思っていたし。

逆に女だからそこまでする必要がないのかと、できるけどしなかったりもした。

そうやって男と女の求められる仕事にそって仕事を探していたけど、男女雇用機会均等法というものが前面に出てきた。

これが強く言われるようになってから職を探すのが一気に難しくなった。

地方では特に。

前は男性募集とか女性募集と書かれていたから、女性募集を選べば一覧がでてきたが、この法律が前面にでてきてからその検索ができなくなった。

なので、もちろん選択の業種は増えた。

だが、就職の相談の段階で、「ここは男性を募集してて」「これは男性の業種で」と言われることがかなりあった。なので面接まで行くことはほぼない。書類審査で落とされるからだ。

男性の仕事だから給料がすごく良いのだ。

でも実際は女性が応募すると「女性にはきついからできないよ」と言われるのだ。

 

最近はなくなってきたようだが、古い体質の会社はまだまだある。

そういう会社はえてして考えも古い人が大勢いるので、私のようなものが入ってくると必ず聞くのだ。

「独身なの? 結婚は? 親は何も言わないの?」

だいたいこれがセットである。

これが年を食った最近では「結婚してるの? 独身なの? 親は何も言わないの?」に変わってきた。

だいたい30代半ばくらいから最初に「結婚は?」と聞かれるようになったな。

ちなみに最新は「お子さんはいくつ?」である。結婚の段階をすっとばして、子供がいる当然いるという設定で話される。

結婚してても子供がいない人だっているのに、この人何言っているんだろうと思ったものだ。

 

この失礼なあいさつは地方では当たり前にある。

いや、年配の女性はだいたい聞いてくるから、その年代の価値観なのかもしれない。

 

聞いてこない人はそういう時代の流れを読んでる人か、自分の子供も同じ境遇かだ。つまり彼女も彼氏もいなくて結婚していないということ。

 

今はどうなんだろう?

将来なりたいものに「お嫁さん」は含まれているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

同性愛について

性といえば異性愛がいわゆる「普通」なんだろうけど、同性愛も私には普通に感じていたりする。

人を好きになるのに異性とか同性とか別にどっちでもいいんではと思ってた。

まあ、それは私が恋愛がよくわかっていないことに起因するのかもしれないけど、好きな芸能人が同性愛者だと報道されても別に「ふーん」くらいにしか思わなかった。

何か悪いの?犯罪でもないし。倫理的に許されないとか、宗教的に許されないとか、それって結局他人が勝手に押し付けてる感情でしかない。

目の前に同性愛者がいたとしても「そうなんだ」くらいにしか思わない。

 

でも、父は違うらしく。

男性同士の同性愛者はかなり嫌悪があるらしい。

女性同士の同性愛者にはそんなに嫌悪感を出してなかったのに、男性同士は気持ち悪くて一緒にいるのも嫌だと言っていた。

 

女同士はよくて男同士はイヤ?同じ同性愛者なのに。

「それは自分が男だから、男同士はイヤなの?」と聞いてみたところどうやらそうらしい。

自分もその対象、つまり性的な対象に見られるという嫌悪感からそう思うのだそう。

私はこの時「なんて自意識過剰なんだろう」と思った。

自分はそういう目で見られるほど魅力的だと思ってるんだこの人wって感じで。

 

けど、異性から性的に見られるのはよくて、同性から性的に見られるのはイヤという、そもそものこの感情が理解できない。

父のこの感覚が普通なのだとしたら私はやっぱり普通ではないんだなと思った。

 

父が同性愛を嫌う理由は嫌悪感以外にはない気がする。

倫理がとか宗教がとかは介在しない。純粋にただただイヤ。という。

ある意味本能なのかもしれない。

父にちょっとどこまで想像するのかを聞いてみたかった。

手を繋ぐとかは気持ち悪いと言っていたけど、キスの先まで想像するの?

オタク的にいう、いわゆる「攻め受け」まで想像するの?自分がどっちだろうってそこまで想像するのかな。

好奇心で聞いてみたい。

 

母はあまり好きではないようだったけど、父ほどの嫌悪感はないみたいだった。

父とは違い自分事として考えていないみたいだった。

女性は意外に同性って受け入れやすいのかね?

BLとかは女性の方が好きな人が多いし。

 

あーでも、このBLも昔と今じゃだいぶ違う。

昔は「女の子と間違われるくらい可愛い男の子」とイケメンが多かった。

この「女の子と間違われるくらい可愛い男の子」がなんで男の子の必要があるかがわからなかった。普通に女の子でいいじゃん。あえての男の子にする必要性が感じられない。話的にも女の子で成立するものがほとんどだった。

それが近年は普通にどこにでもいる男性同士になった。

これですっきり。男同士の恋愛なんだからそれでいいじゃん。

 

そういえば百合つまり女性同士の話もそうだな。

前は「男の子よりもカッコいい女の子」と女の子だったが、最近はわりと普通の女の子同士になった。

 

世間の受け入れる器の問題なのかもね。